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薄 着
2000.10
急に寒くなってきました。風邪をひかせたくないので、長ズボンにトレーナーを着せていったら、小児科医に厚着のさせ過ぎといわれました。
薄着をさせて風邪をひいてしまわないか心配です。
いろいろな考え方がありますが、私は、厚着をさせない方が、長い目で見れば丈夫になる、と考えています。
寒いときに鼻水が出るのは、<寒いから風邪をひいた>のではなくて、<寒いことで、鼻の粘膜の細胞の働きがおちて、分泌がふえ、鼻水が増えた>状態なのです。ここに風邪のウイルスがくっつくと、粘膜が炎症を起こし、鼻水だらだら、さらには、咳がごほごほ、といった、本格的な風邪ひき状態に進行します。
鼻やのどの粘膜には、繊毛という、顕微鏡で見ないとわからないような細かい突起があり、常に動いています。ウイルスや細菌が侵入すると、繊毛の運動によって、体の外に追い出そうとします。
普段からお母さんが温度変化に敏感で、ちょっと寒いとすぐ上着を着せる、というようにしていると、温度の変化に対応する能力がなくなって、鼻やのどの粘膜は少しの寒冷や乾燥ですぐに弱った状態になってしまい、ウイルスの感染を受けやすくなります。
最近は急に寒くなったので、厚着のお子さんが増えました。診察室に入ってちょっと泣いたりすると、あっという間に汗だくになっていることがよくあります。子どもは大人より新陳代謝も激しく、それに、よく動きます。
薄着にしても、寒い思いをすることは少ないと思うのです。
厚着にしてもウイルスの感染は防げません。普段から薄着を心がけて、温度変化に対応できる丈夫な体を作りましょう。
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