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誤 飲 2001.7
こどもが小さなおもちゃを飲み込んでしまいました。特にむせたり、吐きそうになったりはしていません。このまま様子を見ていて良いのでしょうか。とがっている部分があったので心配です。
小さいお子さんの誤嚥、誤飲は、けっこう多い事故のひとつです。よちよち歩きのこどもは、何でもお口に入れてしまいます。
気管に入った場合
飲み込んだあと激しくむせた、呼吸が苦しそう、ゼイゼイする、等の症状があるときには、大至急、受診が必要です。その時に呼吸困難がなくても、異物が気管の中に残っているとあとで大事になりますので、せき込んだ場合には一応受診しておいたほうが良いでしょう。
本当に呼吸ができないような様子の時は、口をこじあけて中身を引っ張り出す、逆さまにして背中をたたく、後ろから抱いて、ろっ骨の下を思いっきり圧迫する、等の処置で、異物を何とか出させなければなりません。

食道に入った場合
食道の途中に引っ掛かって落ちていかない場合には、内視鏡などでとらなければなりませんから、食物が飲み込めない、吐いてしまう、等の様子があったら、必ず受診が必要です。
胃までいってしまえば、その後は便の中に排泄されることが多いです。しかし、腸のどこかで引っかかって腸閉塞を起こす可能性もゼロではないので、腹痛、嘔吐がでてきた場合には検査が必要です。できれば、便のなかに異物が排泄されたかどうか、確認できると良いですね。
飲み込んでしまったら、何とかして早く取り出さなければいけないものとしては、ボタン電池と、複数の磁石(ピップエレキバンなど)があります。電池が腐食して中身のアルカリ性の液が出てきたり、磁石が腸をはさんでくっついてしまったりして、腸に穴が開いてしまうことがあるのです。
レントゲンに写らないものをのみこんだ場合には、本当に飲み込んだのか、飲んだものが食道に引っ掛からずに胃まではいったか、などをレントゲンを撮って確認することはできません。ご両親も、私たち医療者も、結構悩みます。お子さんがお口に入れてしまう可能性のあるものは、手の届くところには絶対置かないようにしましょう。事故が起こってから慌てても遅いのです。トイレットペーパーの芯の中を通る大きさのものはみんな危険です。


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